ダブル式スノーハレーション

 

はじめに

はじめまして、ココアといいます。7世代から対戦を始めました。

以前はシングル派でしたが、USMからダブルやトリプルにも手を出すようになりました。構築記事を作るのは初めてで、これを見た方の中で内容にもし至らない点があればアドバイスお願いします。

 

 

スノーハレーションって?

5世代シングルに伝わる古の構築…「スノーハレーション」。

 

カントーキュウコンのひでり→トリックルームユキノオーの成長!→全抜き→完

 

という戦術。しかし、晴れとトリルを円滑に行えるダブルバトルだとより簡単にできそうではある。

それに、氷を半減に受けられるのは炎、鋼、水、氷で、鋼と氷には晴れ要員が、水にはタイプ上強く出られるので、大概の相手には通りそう

 

  

成長ユキノオーの特色

  1. 晴れ下で成長をする→特攻が2段階up→並耐久の奴らはワンパンできる!タイプ一致C2倍吹雪は火力として十分!

 

  2. 日照りを続けるため、特性はぼうおん。ハイパーボイス、滅びの歌、ジャラランガZなどの音技が無効!後出しでドヤ顔ができる!

 

  3. 成長の使用率はめっさ低いので、成長を見せた後、相手のコマンド入力の時間の長さから動揺してるのが分かる→ドヤァ…

 

  4.天候取り合うし、まさか天候特性を両方出してはこんやろ…と相手の油断を誘える(かもしれない)!

 

 

パーティ構築経緯

ただし本家のままだと、カントーキュウコンが相手への圧力として、さらにはトリル構築として弱い→コータスIN

行動保障のあるトリラーが欲しい→ミミッキュIN

猫だましとか、トリル貼るまでのサポートとかほしい…→ドレディアハリテヤマIN

最後に岩と地面の打点あったほうがいい→ドサイドンIN

 

 

パーティ

全員メスだったことに執筆中に気付く。元ネタであるアイドルの再現率が高まった。

 Abomasnow XY Torkoal XY Mimikyu SM

Hariyama XY Rhyperior XY  Lilligant XY  

 

ただ…半分くらいでかいんだよなぁ…

 

 

個別解説

 

ユキノオー

Abomasnow XY Abomasnow Mega XY 

特性:ぼうおん→ゆきふらし

持ち物:ユキノオナイト

性格:冷静

種族値 :90-92-75-92-85-60

メガ後 :90-132-105-132-105-30

努力値 :252-0-0-252-4-0

実数値 :197-x-125-202-126-32(最遅+1)

 

技:ふぶき/エナジーボール/せいちょう/まもる

 

 

今回の構築の核。最近XYをプレイして使いたくなった。成長できたらそれで勝ちみたいな気分になれる。

晴れた後に雪降らしで成長を妨げないために特性はぼうおんにした。

努力値はHCに特化したが、ダメージは以下の通り。

 

耐久

C特化ギルガルドのラスターカノン耐え(82.2~97.4%)

補正なしC252カプ・コケコのデンキZ(44.1~51.7%)

C特化カプ・テテフサイコキネシス(61.4%~73%)

補正なしA252メガメタグロスアイアンヘッド62.5%の乱数1発(94.4~110.6%)

 

C2↑吹雪ダメージのめやす

無振りメガリザードンY→43.8%の中乱数1発(90.1~106.5%)

シングルダメージなら確定1発

無振りカプ・テテフ→75%の乱数1発(95.1~112%)

H振りメガゲンガー→87.5%の乱数1発(97.6~115.5%)

無振りメガガルーラ→18.8%の乱数1発(86.6~102.2%)

H振りクレセリア→確定2発(55.5~65.1%)霰込みでギリ混乱実を避ける

H振りチョッキガエン→28.2~33.1%

 

確定1発はなかなかないものの、そこそこの耐久があり、隣のもう1体の攻撃で何とかなりそうな気がした。

 

 

最初は地震やら気合玉を採用し、ナメて出てくるヒードランガオガエンを狩りつくしていた…がしかし失うレートが大きすぎたので、草氷の普通の型にして、大人しくレヒレと雨を狩りに行った。

 

 

気合玉がプレイヤーの気合に応じて命中率が上がれば使うのに...

 

 

素早さが最遅でないのは、30族に同速勝負をするメリットがないと判断したから。

カビゴン→張り合ってもワンパンできないし、その間にトリルが切れる。

モロバレル→毒技がクリアスモッグのみの型が多い気がしたのでいいかなと。隣でトリルを張るのに胞子で邪魔されたくなかった点が大きい。

 

夢特性ユキカブリを見つけるのが面倒だった)

  

 

 

コータス

Torkoal XY

特性;ひでり

持ち物:もくたん

性格:冷静

種族値70-85-140-85-70-20

努力値204-0-0-252-52-0

実数値171-x-160-150-97-22

 

技:ふんか/かえんほうしゃ/だいちのちから/まもる

 

 

今回のキュウコン枠。晴らしたついでに適当に噴火してれば大体の相手を倒せる。大概相手は隣のミミッキュドレディアを先に攻撃してくるので、まもるは使わずに攻撃し続けることが多かった。

 

大地の力を使うような相手はハリテヤマで処理できるので、そこはソーラービームと選択になると思う。

 

ちなみにHDはC特化ヒードランの大地の力確定耐えに調整してある。ただ調整したとたんにヒードラン使いと当たらなくなるっていう仕様はやめてほしい

 

 

コータス自体は主役でもなくトリラーでもないのになぜか選出率単独1位だった。噴火はつよい。

 

 

ミミッキュ

Mimikyu SM

特性:ばけのかわ

持ち物:ゴーストZ

性格:勇敢

種族値 :55-90-80-50-105-96

努力値 :252-252-4-0-0-0

実数値 :162-156-101-x-125-90

 

技:シャドークロー/じゃれつく/のろい/トリックルーム

 

 

とりあえずのHA型。1回目の攻撃はノーダメで、2回目のトリルをする場面があったので耐久にもうちょっと回してもよかったかもしれない。強引な後出しができるのが頼もしい。

 

当初はみちづれZで成長チャンスを狙っていたものの、使う時に限って相手が範囲技というね。なのでバンギやドラゴンたちを縛る意味でのじゃれつくを採用。

 

トリル役としてヤレユータンと迷ったが、行動保障が確保される点、さいはいは見方が攻撃する必要がある点で、成長や相手の猫だましと相性が悪いと感じた。

 

隣でハリテヤマが猫だましをするか、トリルを張る前に挑発要員を倒すことが多かったので、メンハは持たせなかった。ガエンとコケコ以外は挑発しないと自分に暗示をかけたら精神が安定しやすい。 

 

 

お願いだから吠えないで!!!

 

  

ハリテヤマ

Hariyama XY

特性:こんじょう

持ち物:火炎玉

性格:勇敢

種族値 :144-122-60-40-60-50

努力値 :0-252-252-0-4-0

実数値 :219-189-112-60-81-49

 

技:ねこだまし/インファイト/どくづき/いわなだれ

 

 

ミミッキュの補佐役として採用。カポエラーより遅く、攻撃力に優れている猫だまし要員。

(重要)この子はユキノオーコータスで倒せない奴らを大体ワンパンできる。

例:ガオガエンヒードランバンギラスカビゴン

レート使用率30位圏内に天敵が多すぎることから、格闘打点の重要性を実感。

 物理型が主なので、Bに努力値を回してトリルを張る前でも攻撃を耐えられるようにした。

 

火力のめやすとしては以下の通り。

A2↓根性インファイトでH振りガオガエン低乱数1発(12.5%)

H振りメガクチートには低乱数1発(6.3%)

H振りレヒレに根性毒づきが確定1発

 

Bに努力値を割くのは、

ABD2ダウンで相手を3タテしたときは感動した。間違いなくこの構築のMVP。

 

  

ドレディア

Lilligant XY

特性:ようりょくそ

持ち物:クサZ 

性格:控えめ

種族値 :70-60-75-110-75-90

努力値 :92-0-4-252-28-132

実数値 :157-x-96-178-99-127

 

技:リーフストーム/まもる/ねむりごな/おさきにどうぞ

 

 

構築の元ネタに合致した、アイドルっぽいポケモン枠。コータスの相方といえばこやつ。

 

使い方は見ての通り。お先噴火させる。また、お先に吹雪、お先に雪崩なんかもできなくなかった。

 

Sは晴れ下で102族スカーフ抜きにとどめ、余りをHDに回したらC特化メガネレヒレムーンフォースを耐えることが分かった。

 

 

悲しいことに、リーフストームを覚えさせ忘れて3回厳選することになってしまった。

 

  

ドサイドン

Rhyperior XY

特性:ひらいしん

持ち物:とつげきチョッキ

性格:勇敢

種族値 :105-140-130-55-55-40

努力値 :4-252-0-0-252-0

実数値 :181-211-150-x-107-40

 

技:がんせきほう/いわなだれ/れいとうパンチ/ドリルライナー

 

 

遅くてごついガオガエンみたいなやつ。ユキノオーじゃどうしようもないときに出勤する。

 

トリル下で動かす前提なので、まもるは入れず、チョッキで硬くした。C特化テテフのサイキネを6割ほどで受けられ、防御に無振りでもメガグロスのアイへをギリギリ耐える。

 

 

案の定、レートにはリザガエンドランバンギクレセガルド、という露骨なユキノオーメタ構築があり、ドサイドンが刺さりまくった。

 

 

特性のひらいしんコータスドレディアへの初手コケコのデンキZを考慮して採用。あとサンダーとかボルトロスとか諸々を受け止める。たとえ選出しなくても相手が勝手に交代を読んでくれるのがおいしい。

 

 

 

選出

対テテフ展開(サイコフィールド)、テテフグロスサンダーランドコータスドレディアミミッキュユキノオー

 

対テテフグロスガオガエンorコケコガエン→コータスドレディアミミッキュドサイドン

 

ユキノオーメタ→ハリテヤマミミッキュコータスドサイドン

 

それ以外→ハリテヤマミミッキュコータスユキノオー

 

 

初手コータスドレディアの場合

コータスの噴火、ドレディアのZや眠り粉で相手のHPを削って吠える前に縛りを入れたり行動不能にしてトリルを張る隙を作る→どちらかが倒れ次第トリル、成長して吹雪で倒す。2Z選出になるが、大体はドレディアが使っていた。

 

初手ハリテヤマミミッキュの場合

1ターン目に猫だましとトリルをして、ミミッキュは狙われにくくなるので2ターン目に戻すことができる。

コータスを出し、倒れたほうからユキノオーを出して成長する。この時相手はおおよそ守るので成功率は高かった。相手に猫だまし要員がいると、ハリテヤマが初手で倒される可能性があり、そうなるとバンギラスなどの処理がエグイほど重くなることに注意したい。コータスは晴らすのが仕事だし、犠牲になっても構わんさ…

 

 

戦績

50戦やった結果レートは1503→1680に、

瞬間最高で1700ちょいくらい

 

悪くはないんだがね…

 

ガオガエンめっちゃきついんですが…

 

勝てなくはないのだけれど、特にサナガエンには初ターンでハリテヤマが猫+ハイボで飛ぶし、構築上ドサイドンだとトリル貼れないこともある。威嚇2回入れば場合によっちゃあインファで倒せないし、呪い+大地の力+吹雪+フレドラ反動で倒すという無茶ぶり。

 

そりゃ使用率1位がきつかったらそうなるよなって感じ。ガエンへの殺意は常に持っておこう。

 

 

一方で、成長の成功率は6割?くらいになった(ユキノオー選出時)。思ったよりユキノオーは成長する暇がなかった感じがする。

 

コータスハリテヤマが思ったより仕事をし(過ぎ)て成長しなくても倒せる状況が多かった。

 

よっしゃ成長するぞぉぉぉ!って思ってもそのターンに降参とか、変に成長を妨げられる事件も経験した。

 

まあ天候パに強く出られるのはよかった。晴れ以外は成長チャンスに恵まれたのがうれしい。

 

地味に防音+ミミッキュジャラランガのZを透かせたのも面白かった。

 

 

 

まとめ

トリル下での積み技は時間的に厳しい。クチートみたいなタイプならともかく、ユキノオーさんは全身弱点みたいなところあるからなぁ(毒、虫、炎、鋼、岩、飛行、格闘)。いつしか成長することを目的にバトルをすることになっていた気がする。

まあ楽しかったしいっか。

 

だだ、ガオガエンは弱体化するかいかく返してほしい。

 

 

 

QRパーティ

一応載せておきます。何かの参考になれば。

https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-F194-4336