ポケモンUSM/GSウルトラ/チルナオーガ

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はじめに

 ココアです。GS構築久しぶりに書きました。

今回はINC.Aprilで使用したイベルナ(?)オーガを改良していって真面目に作り替えたまっとうな構築の紹介になります。イベルナ(?)オーガは今更ですがappdateさんに寄稿したのでよかったら見てください。

 

 

構築経緯

イベルオーガ構築の練習中、チルタリスがこの2体に合うことに気付く。

理由としては、1.イベルタルへの打点があり、2.特性:ノー天気でグラードン交代によるカイオーガの無力化を阻止し、3.(イベルタルがチョッキの場合)追い風サポートによるSサポートができ、4.ゼルネアス(オーラ恩返し)、ラッキー(滅びの歌)、ナットレイ(火炎放射など)に詰まされないことらが挙げられる。

 

しかし、これらの役割を与えた結果、チルタリスが遅く耐久にも自信がない(メガ前)ことから、交代際や追い風前に倒されて仕事ができないケースが多かった。

 

そこで、トリックルームを起動し、カイオーガを暴れさせてトリルが切れるタイミングで追い風を張る動きを目指した。サナサンダーみたいな動き。

この時のトリラーにトリルを安全に貼れる耐久、トリルターンを活用するための高火力が求めてその候補を探した結果、案の定ルナアーラにたどり着いた。

 

この時点でオーガレック(+クロバット)やモロバレルに対処ができないのでカプ・コケコ、トリルサポートの猫だましやこの指とまれが欲しかったのでドーブル、初手からのゲンガー、ルナアーラが重すぎたのでそれらを上から処理でき、ガオガエンごときに屈しないキリキザンを採用してパーティが完成した。

 

 

パーティ

 

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上下3体の横幅が違い過ぎた

 

個別紹介 

ルナアーラ

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性格:れいせい @ルナアーラZ

努力値:252-0-4-252-0-0(最遅)

技:シャドーレイサイコショックトリックルーム、まもる

調整:特になし。今更ながら特性がなくても硬いことが分かった。

 

実はルナアーラを初めて使った。おそらくこれを読んでいる人の方がルナアーラに詳しいのであまり書くことはない…

イベルタル構築以外には活躍してくれるのでとりあえず選出する。なんか耐久が高いので初手から急いでトリルする必要もない気がした。

 

 

カイオーガ

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性格:ひかえめ @あいいろのたま

努力値:252-0-4-252-0-0(S個体値31)

技:しおふき、こんげんのはどうれいとうビーム、まもる

 

トリル兼追い風下のエースなので、Sは控えめ無振り状態。パーティの火力の7割くらいはこいつにあるので極力慎重に出してしおふきを連打したい。

ここも特に言うことがなかった…

 

 

チルタリス

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性格:いじっぱり @チルタリスナイト

努力値:252-100-4-0-132-20(C個体値 31)

技:おんがえし、だいもんじ、おいかぜ、まもる

調整:恩返しで無振りイベルタルを中乱数1発

控えめテテフのムンフォ確定耐え、追い風下で最速135族抜き

 

天候合戦のサポート&鋼への打点&追い風要員として採用され疑似レックウザ

 

ノー天気≒エアロック→デルタストリームも無効化できるのでオーガがいるとグラレックの処理が容易になる。

ルナオーガは特殊打点に依存する関係でバクアイベルや壁レヒレにトリルや追い風の時間を稼がれてしまうので物理型とした、というか特殊技だとハイパーボイスが主砲になり、圧倒的に火力が足りない。実際恩返しだとメガレックやイベルタル、削れたカイオーガを縛る場面が多くできたので正解だった。

性格がいじっぱりなので大文字でH振りナットレイが確定耐えされてしまうが、寂しがりにするとグラードンやテテフ(サイコショック)、イベルタルイカサマ)に後出ししにくくなることからいじっぱりにした。結局チルタリスの隣にはオーガがいて範囲技ですでに削ってくれているのでそこまで気にしてはいない。

 

 

カプ・コケコ

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性格:おくびょう @とつげきチョッキ

努力値:108-0-4-52-204-140

技:10まんボルト、フリーフォール、しぜんのいかりボルトチェンジ

調整:C特化カイオーガのしおふき耐え、EF10万ボルトがH振りオーガに半分(50~60%)入る

 

ルナアーラのサポート、オーガレック対策ができ、レヒレイベルに打点がありしぜんのいかりを持つことで腐りにくいことから入ってきた。

初手でルナアーラと並べると、フリフォ(主にガエンに打つ)+トリルでZのあるルナアーラで1対1を仕掛けられる。トリル下ではコケコの処理優先度の低くチョッキがありHPが残るので後攻ボルチェンからカイオーガを出し、その後はトリル後のアタッカーとして活用する。

技にレックウザ対策のマジカルシャインがないものの、火力補助がない範囲技よりチルタリスとオーガの天候サポートからの10万ボルトの方が火力が出るので採用しなかった。

ヒレイベルはタイプ上有利だが壁やらバクアやらで特別有利と感じられるほどではなかった。むしろチルやキザンのほうが活躍していた。 

*1 

 

 

キリキザン

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性格:いじっぱり @くろいメガネ

努力値:4-252-0-0-252-0

技:ふいうち、おいうち、がんせきふうじ、まもる

調整:控えめ無振りカプレヒレのムンフォ2耐え、無振りウルネクを不意打ちで中乱数1発、岩石+通常追い打ちで無振りルナアーラ確定

 

ルナアーラメガゲンガー、レヒレ対策として採用。

ルナアーラとゲンガーはキザンの不意打ちを警戒してくるので、初手にゲンガー(メガシンカして守る)に不意打ち、ルナアーラ(大概はS操作)に岩石封じをした後は交代読みで追い打ちを通して倒す。この動きはかなり成功率が高く、成功後はルナアーラが動きやすくなるのでトリル→オーガの動きに安全につなげられる。

ヒレにはムンフォや凍える風では倒されにくく、負けん気が発動しうるので有効打はないが決して不利ではない。

 

 

ドーブル

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性格:のんき @ぼうじんゴーグル

努力値:252-0-252-0-4-0(S実数値85)

技:ねこだまししぜんのいかりこのゆびとまれ、キノコのほうし

調整:HB特化。控えめルナアーラサイコショックとA135ガオガエンの猫だましまでなら耐える

 

トリルサポート兼バレル対策の枠。

ルナアーラが安全にトリルを貼るための猫だましとこの指とまれとキノコのほうしは採用確定として、残る1つはトリル下で邪魔にならず、挑発を打たれた場合のケアとしてしぜんのいかりを採用した。

持ち物はタスキが主流だが、トリルを使う以上Sに努力値を割く必要がなく、HBDに特化して攻撃を耐えられることから別の道具、防塵ゴーグルを採用し、トリル下でもモロバレルの行動を制限しつつルナオーガで残り1体を倒す動きが取られる。

万が一先にドーブルに猫だましされると耐久が下がるので、Sは流行りのS84(トリル下最遅90族抜き)ガエンを抜けるようにした。むらっけによるS増減を避けるため、特性はマイペース(だった気がする)。

 

 

選出

基本選出

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後発f:id:lime-mint:20191006003130g:plainf:id:lime-mint:20191006002905g:plain

 

 

対オーガレック

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後発f:id:lime-mint:20191006003130g:plain@1

割と相手のオーガがつらいのでサイコショックを入れていく。

 

対イベルオーガ

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後発f:id:lime-mint:20191006003130g:plainf:id:lime-mint:20191006002905g:plain

あくまでゲンガーレヒレがいた場合の選出。当然取り巻きによって変える。

 

対グライベル

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後発 自由

チルタリスがグラの交代ににらみを利かせているのでオーガが自由に動ける。ただしマンダやイベルの物理技に注意。

 

対ルナグラオーガ

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 後発f:id:lime-mint:20191006003130g:plainf:id:lime-mint:20191006002905g:plainorf:id:lime-mint:20191006002836g:plain

グラが入ると結構厳しい。初手に何が来るか読んで行動しないと即負けまである。

 

 

戦績

30戦くらいやって勝率7割弱?レート1702

この構築の後もいろいろ他の組み合わせを試したがこれが一番安定して勝てた構築だった。深読みしてチルタリスを出してしおふきの火力を下げて負けたので素直に立ち回る重要性を実感した...

適当にメガシンカしてしまったせいでチルで味方のオーガを殴るという事態が発生した。ごめんよオーガ、大文字使いたかったんだ...

 

QRチームを作ったけど恩返しの火力が下がるので公開はやめときました。

 

*1:ルナアーラをフリフォが効くことを学んだ。