ポケモンSHSW/S2ダブル/ガラル高校茶道部
はじめに
再来しました。シングルでジャラランガを活躍させたかったのですが、妖龍が無理過ぎたので諦めました。
構築経緯
8世代になって技がいろいろ増えて確認していたところ、「おちゃかい」という技が目にとまる。
お茶会の効果は「場の全員が持つ木の実を条件を無視して発動させる」というもの。かなり使い道を選びそうな効果で、ざっと調べたところお茶会を使った構築記事は0だった。
これは先駆けになるしかないと思い、お茶会パーティを作ることに。
お茶会を開催できる唯一のポケモン、ポットデス。
種族値は60-65-65-134-114-70と、お茶会という平和的な技を使う割に攻撃性能が高い。シングルだとからをやぶる、アシストパワー、シャドーボール、バトンタッチなんかが多いと聞くけどダブルは…うん…。多分攻めた方が強い。
おちゃかいを催すメリット、それは1.相手の回復実と半減実を消費させ、2.味方の能力強化木の実を3.瞬時に発動させることにある。
1.だけではマジックルームの下位互換になりかねないし、2.だけだと味方に投げつけることで十分間に合う。3.がなければ工夫して立ち回ればおちゃかいの必要なく勝負することができる。
そこで、「回復実や半減実を持つことが多く、その耐久を生かして居座ってくる相手の不意を突いてお茶会を開催することで強化した味方の攻撃で相手を倒す」というコンセプトから構築を組み始めた。
「不意を突いてお茶会を開く」って今後一生使わないと思う。
ということで木の実を使い耐久してくるかつ使用率が高いポケモンとして今回やり玉に挙がったのがトゲキッス。
この指とまれや欠伸を使って味方のサポートをするが、環境に多いバンドリに対しても選出できるようにリリバのみを持っていることが多い。それ以外は大体回復実。
このサポート性能の高いトゲキッスでもジュラルドンなどでメタられると出てこないが、確実に選出されるのが「叩きパ」。この指とまれを使って対象をずらさないとパーティ全壊があり得るからである。
トゲキッスに対してポットデスがお茶会を開くとして、次に不意を突ける味方としてルカリオを抜擢した。
ルカリオだとリリバのみで鋼技が半減できると思い込ませられ、そこそこ攻撃があるのでトゲキッスがあえて交代して裏に負荷をかけてくる理由はないのでこの指とまれ(欠伸などもあり)の選択が安定する状況になる。
こちら側は初手にルカリオを叩けず、火力が不足すると考えられるのでお茶会ではチイラの実を食べさせて相手の後続に極力負荷をかけてもらうことに決定。
残り4枠に、たたき要員、リザエルフ(晴れ)、雨パ、Sが高い相手への対処を求めたところ、叩き要員としてドラパルト、晴れと雨に強いバンギラス、交代を封じ、素早さの高い相手にトリルを決められるゴチルゼル、サブアタッカーとしてダダリンを採用してパーティが完成した。
ここらへんで「おちゃかい」を採用したパーティを「茶道部」と呼ぶことにした。
パーティ
祝! 茶道部設立!!!
ポットデス
特性:くだけるよろい 性格:おくびょう @きあいのタスキ
努力値:0-0-4-252-0-252
唯一茶会を開けるポケモン。
どんな相手だろうと初手にお茶会を開く(ルカリオが弱いため)。
非常に耐久が低く、相手の攻撃を2発耐える気がしないので、気合いのタスキを持たせた。特性が発動するとなんか場の誰よりも速くなるのでドラパルトや腹太鼓カビゴンに打てるイカサマ、タイプ一致攻撃技のシャドーボールを入れた。ルカリオの格闘弱点をカバーしたいのでサイチェン。鬼火でもよかったかもしれない。
実践では初手キッスカビゴンをお茶会に誘い、キッスをルカリオに倒させつつカビゴンをイカサマで倒すという大活躍を見せた。すごいぞ。
特性:せいぎのこころ 性格:いじっぱり @チイラのみ
努力値:156-252-0-0-0-100
調整:S順速70族抜き
珍しくたたかれないルカリオ。
ガラルでは格闘の通りがよく、障壁となるキッスはお茶会+ダイスチルで倒す。
お茶会を先に開くためにSに割くことはできないので、その分耐久に回している。
タイプ一致攻撃技は確定として、バレットはダイマックスが切れた後の最後のあがき用だったが、雷パンチなんかを持たせてアーマーガアギャラドスに強くしてもよかったかもしれない。
A+3バレットでアーマーガアの体力赤ゲージを削りきれなくて泣いた。
ドラパルト
性格:おくびょう @いのちのたま
努力値:4-0-0-252-0-252
技:りゅうせいぐん、シャドーボール、10まんボルト、ふくろだたき
一応の叩き役。
叩きダメージをなくす&特殊打点が乏しいため、特殊型での採用とした。
バンギラスに対して出てくるギャラドスと催眠耐性を重視して10万ボルトを入れている。
なんかGIFだと白くないか?ちゃんと生きてる?
特性:かげふみ 性格:ずぶとい @ウイのみ
努力値:252-0-252-0-0-4-0
唯一のS操作枠。
ポットデスが倒された後に猫だまし、トリルでルカリオが動ける環境を作る。
お茶会選出だと中盤に威嚇がサイクルするのを防ぎ、天候パ相手にバンギラスと初手に投げると自動天候操作を封じて瞬間火力で倒されずにトリルを使うことができる点を評価しての採用。
性格:いじっぱり @じゃくてんほけん
努力値:252-252-0-0-4-0
抹茶枠。特に言うことはない。
性格:ゆうかん @こだわりハチマキ
努力値:252-252-4-0-0-0
技:パワーウィップ、ゴーストダイブ、アンカーショット、サイドチェンジ
茶葉枠。裏選出ではトリルを使いバンギラスを動かすが、バンギラスに強いローブシンやドリュウズに強く出られるために採用した。
もっと適任があるとは思う。
選出
基本
+@1
初手にお茶会を楽しんだ後はポットデスを退場させ、ゴチルゼルでルカリオをサポートする。
相手が全体的にルカリオより遅そうならドラパルト(そんなパーティある…?)、そうでなければトリルを貼ってバンギかダダリンを出す。
裏選出
+
晴れ、雨、あらゆる相手に対応する並び。種族値が高い。
戦績
4勝6敗
そこそこ…勝てた…のか...?
反省点
折角トゲキッスを一撃で倒しても、追い風のないこのパーティでは、ジュラルドン、ドリュウズ、ウォーグル、あらゆるアタッカーが上から致死量のダメージを与えてくる。結果、ゴチルゼルのトリルが(成功したとして)決まる前にパーティが半壊してしまっている状況になった。
・数値が高いは正義
4勝できたので「そこそこかなあ」みたいな感じに思えるが、うち3勝は裏選出で勝ち取ったものだし、10戦中7戦は裏選出だったので、決してお茶会が強かったわけではないと言っておく。
発見
・お茶会で消費した木の実の名前はわからない
「○○のみで~」みたいな文章は表示されないので、もし間違えてネコブのみとかを持たせていても相手に知られて気まずくなることはない。
・きんちょうかんが高まる中でもおちゃかいは開ける
相手のアーマーガアが緊張感を放ってきたが、無事にお茶会は成功し、ルカリオ、トゲキッス、カビゴン、アーマーガアみんなが嬉しそうに木の実を食べていた(相手何がしたかったんだ…?)
この仕様は知らなかったし、知らなくてもいいと思う。
雑感
先日のポケモンダイレクトで剣盾に登場するポケモンが200種追加され、教え技も増えるとの情報があったので、お茶会を生かせるポケモンが増えるといいなと。
続くのか...これ...?