SWSH/DMなしダブル/サンドガス
はじめに
年末のファイル整理中に大会で準優勝したのにまとめていない構築を発見したので構築記事にしてみた。
30分程度で書いたのでつたない部分はご容赦を。
ルールは冠の雪原環境のダブルバトルでDM禁止というもの。
構築経緯
DMがない分、丁寧で建設的なプレイングと幅広い相手を想定し対処できる構築が求められる...と思っていたが、そんなことはなかった。
というのもこの4体があまりに強く、ゴリ押ししてるだけで勝ちそうになるからである。
自身でほぼ確実にS操作が可能
DMがなくなったので相対的に火力がさらに上がった
(メガネ10万無理では??)
有用な地面タイプがランドロスかトリトドンくらいしかいない
ウーラオス
素直に火力が高く、技範囲が優秀
DMなしダブルは盤面維持と切り返しに守るを多用する対戦なのに守るを貫通するので有利盤面を作れたら相手をほぼ縛ることができる
ガオガエン
トリル構築のナットレイ、ブリザポス、モロバレル&トリラー全員に有利かつデバフと猫だましでターン稼ぎができる
ゴリランダー
テテフとレヒレのフィールド解除+高火力先制技+猫蜻蛉が可能
この4体が跋扈する前提で大雑把なイメージを模ってみたところ、ギミック構築はどの組み合わせも襷ラオスと磁石エレキの組み合わせに勝てず、追い風構築はエレキにSを奪われ猫と襷持ちの行動で有効活用できず、トリルはガエンとゴリラでターンを枯らしてラオスに撃ち抜かれるだろうと思われた。
ならばよりスタンダードな構築でこの4体を相手できる組み合わせから組もうと考え、該当したのがGマタドガス。
特性を無効化してでラオスとエレキの火力弱体化+威嚇とGF無視&ラオスとゴリラの弱点を突ける&エレキとラオスは耐久に振りにくいので火力に振らなくてもそこそこの打点が出せるなど結構理想的な性能を持ったポケモン。
マタドガスの隣に並ぶ相方は自由度が高いが、条件として求めるのは
・火力は控え目でも可能
・持久戦ができる
・ドガスと相性補完が良い
というのも、ギガスドガス構築のように、「ドガスの隣が超火力で殴る」こと自体が難しく、(比較的)耐久デフレ環境であるためドガスも火力に計上していいことからこの条件を満たすほうが安定して戦えるからである。
今回はこれにサンダーを採用した。
タイプが優秀で回復技(羽休め)があり、特性なしでも戦えてステータスが高い点が評価ポイント。
残りのメンツは広い範囲の構築を相手取るためにメタ的視点から採用することに。その中で留意すべきは天候、追い風トリル。厳しそうとは言ったが相手に使われると厄介なので対策するに越したことはない。
パーティ
ドガスの煙が右側のスペースを取り過ぎている感。
個別紹介
性格:おだやか @くろいヘドロ
努力値:252-0-0-0-220-36
技:マジカルシャイン、どくガス、ちょうはつ、まもる
構築の主軸。ギガスを出さずとも積極的に選出する。
マジカルシャインと守るは確定として、中低火力でダメージレースに勝つパーティである以上、トリルや積み技系に弱くなるのを避けるための挑発、低い攻撃性能を補い交代戦になる際に削りとして便利などくガスを採用した。鬼火は命中率、どくどくは与ダメージがどくガスより低くなりがちなため断念した。
この構成により仮想敵がレジエレキ、ラオス、ガエン、ゴリラから更にナットレイ、レヒレ、ポリゴン2、レジスチルまで広げることができた。実際よく通っていて、相性不利な相手もマタドガスを削りきる火力を持っていないことが多く、一回なら無理に攻められた(化身ランドの珠大地は耐えない)。
サンダー
性格:ひかえめ @タラプのみ
努力値:252-0-4-36-76-140
技:10まんボルト、ねっぷう、はねやすめ、まもる
マタドガスの相方。古き良き?耐久型のサンダーになっている。
兎に角倒れないのが一番の仕事。あとはドガスの苦手な鋼と地面を削るためこの技構成になった。怪電波も欲しいがタラプの耐久で十分だし上から怪電波を打てる相手が大体電気で弱点を突けた(カグヤ、レヒレ)ため取りやめた。
性格:いじっぱり @とつげきチョッキ
努力値:0-252-0-0-140-116
技:じしん、いわなだれ、がんせきふうじ、とんぼがえり
対晴砂用、霊獣ランド対策かつ威嚇枠。
晴れにも砂にもあたることはなかったが一応S操作役でもあり何かと便利で選出することは多かった。
性格:ひかえめ @こだわりメガネ
努力値:252-0-0-244-0-12
技:ムーンフォース、マジカルシャイン、ねっとう、トリック
対雨霰用、フィールドリセット役兼トリル対策で火力担当。
兎に角固く火力が高い。レヒレは瞑想守るで残飯持ちという印象が強いせいか、Cダウンで置物化を図る相手にダメージレースで勝てていた。
性格:ようき @オボンのみ
努力値:36-4-4-0-252-212
技:リーフブレード、せいなるつるぎ、こうごうせい、みきり
対雨用、テテフ気持ち対策+盤面維持役。
DS振りがメジャーになった今、カミツルギには明確な受けもしくは上からの打点が必要になるのでパーティにいるだけでガエンやサンダーを誘導するが、選出が読みやすくなる効果もあった様子。勿論ゴリラやバレル、レヒレを含む並びに一方的に強いので重宝した。
性格:ようき @シルクのスカーフ
努力値:20-252-0-0-0-236
技:にぎりつぶす、ボディプレス、こごえるかぜ、まもる
対雨、テテフ、追い風の2つ以上が重なるとどこかで崩されてしまうため補完として採用。
DMがないとはいえそれなりに行動回数は稼げるので反動のあるギガインパクトは控えた。
マタドガスにレジギガスは不要といういい判断材料になった。
選出&立ち回り&戦績
基本選出は
先発;
後発;@1
相手のパーティに応じて3体のうちから選ぶ。
相手の耐久が低めのポケモン(追い風役、エレキラオスドラゴあたり)から崩し、高耐久は毒や挑発と守るを合わせて対処する。プレイングに重きを置いたパーティだが結構こだわりアイテム持ちや守るを切った相手が多く特別に読みは必要なかった印象。
全体的な勝率は7割ちょい。vertexという予選→招待制の大会で準優勝。